お散歩しながら美術探訪@熊本城周辺編
普段は見慣れた熊本の町も、目線を上げるとアートがいっぱいです。
例えば、通町筋の電停で降りて、目に飛び込んでくる大劇会館の壁画!パチンコ屋さんにアート!?と思いますが、実は歴史ある壁画なんです。
「日本近代建築の父」と称されるアントニン・レーモンドとその妻によって、1969年に作られた有田焼タイルの壁画で、幾何学的な模様が並ぶ不思議なモチーフは、ピカソを代表とする芸術運動“キュビスム”を発端として生まれたもの。レーモンドが過ごした1960年代の活気ある日本、そして熊本の街を記憶するアートのひとつです。
熊本城近くの高橋公園に行くと、西南戦争で熊本城を死守したという軍人・谷干城の像が置かれています。
こちらを作ったのは、「東洋のロダン」と呼ばれた彫刻家・朝倉文夫。大分県出身で、九州を代表する彫刻家の一人です。
朝倉文夫は猫好きで知られる方で、家には15匹くらい猫がいたんだとか。もしかして、この作品を作った時にも傍らには猫がいたのかも。
そのまま歩いて熊本県立美術館(本館)に行くと、アントニン・レーモンドのお弟子さんの一人・前川國男による建築が楽しめます。
赤いレンガを基調としたシックな印象で、熊本城二の丸広場に溶け込みつつも、どっしりとした存在感。内部には吹き抜けのホールや大きな窓があり、気持ちよく季節を感じられる建物です。
通町筋電停~熊本県立美術館、熊本城のふもとを歩くコースは短い距離ですが、坂道なのでなかなか良い運動になります。身近なアートを感じながら、散策してみてください。
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